ご相談から完成まで。家づくりの流れをご紹介します。
なじみのない設計事務所にコンタクトを取るのは勇気がいりますが、「設計事務所ってどんなことするんですか?」といった感じで気軽にご相談ください。もっとも大切なのは建築家との相性です。
※月に一度、住宅相談会を行っています。
十分ご検討いただき「家づくりを進めたい」となりましたら、プランニングの依頼をします。(プラン依頼から完成までの期間は1年半~2年が目安です。)
プラン依頼の時にヒアリングシートをお渡しします。夢を膨らませご家族で話し合いながらご記入ください。
ヒアリングでは、このシートをもとにご要望を伺います。
敷地を確認し、周囲の状況や法的な規制を踏まえたうえでプランニングに取りかかります。クライアントの要望を私なりに解釈し、自分が住んでみたいと思える家を考えます。
要望がどのような形になって提案されるのか楽しみな瞬間です。設計する側にとっては自分の考えがクライアントに喜んで頂けるのか、受け入れて頂けるのか緊張する時間でもあります。
プレゼン案は叩き台ですので、これを基にドシドシ変更していきます。
基本設計は、家づくりの方針を決める重要な期間です。どんな些細な事でも思った事、感じた事をドンドンお伝えください。基本設計はクライアントが納得するまで終わりません。
※3~4週間に1度の打合せを行います。
クライアントの望むプラン・デザインになったとしても、予算に合わないとすれば何にもなりません。要望がまとまりつつある段階で、建設会社に概算見積もりを依頼します。
プラン・デザイン・コスト。お客様が計画に納得した段階で基本設計が完成です。業務報酬を床面積を基準に算定しております。基本設計完了時に設計監理契約を結びます。
実施設計では、基本設計をベースにより詳細な寸法や仕様を決めてまいります。構造計算を行って柱や梁など構造部材の大きさを決めたり、照明、家具、建具、キッチンやトイレの仕様など、クライアントの意向を伺いながら設計図をまとめます。
※3~4週間に1度の打合せを行います。
完成した実施設計図面を建設会社に渡して詳細見積りを行います。 木造2階建ての一般的な住宅でも40~60枚程度の図面枚数になります。
建設会社から提出された詳細見積もりの内容を精査します。予算を超えている場合、設計や仕様の変更、建設会社と価格交渉を行い予算に近づけます。
内容と工事金額についてクライアントと建設会社と双方合意に達したとき工事請負契約を締結します。着工の運びとなります。
設計図どおりに工事が進められているか第三者の立場から工事をチェックすることを「工事監理」といいます。クライアントが現場に来られない時にも、施主の代理人として建設会社と打ち合わせを行います。施工に関して予め注意を促して施工不良の防止に努め、必要に応じて現場に赴き検査と施工状況の確認を行います。
2週間に1度の割合でクライアント・監督・監理者・下請業者が集まり現場打合せを行います。工事中にクライアントから変更や追加工事の申し出がありますが、時間的に許される範囲内で対応させていただいております。(変更があれば早めにお伝えください。)
カタログだけで質感や色目をクライアントに判断してもらうことは困難です。少しでも分かりやすい方法で確認してもらうように、現物サンプルを作って現場でご覧いただいてから工事を進めます。
役所の完了検査、建設会社の社内検査、私たち設計事務所検査を経た後に施主検査としてクライアントに最終確認をして頂いた上で竣工、お引渡しとなります。
春夏秋冬の経年変化を一通り過ごした頃に1年点検に伺います。
私たちは工事が終わってお引渡しが終わった後も、長くお付き合い頂きたいと願っています。
何かありましたら、ご連絡いただければ工事担当者と一緒にお伺いして対応させていただきます。